純白の野心はやがて漆黒の狂気に変わる・・・ 昨日、映画「ブラック・スワン」を観ました。
以前よりナタリー・ポートマンが大好きで、リュック・ベッソン監督の「レオン」のマルチダ役や「スターウォーズ」シリーズのパメド・アミダラ役は有名ですが、今回は第83回アカデミー賞最優秀主演女優賞や第68回ゴールデングローブ賞主演女優賞など世界の映画祭で112部門にノミネートされ、48部門受賞している話題の作品です。
何と言っても主人公のバレリーナのニナ役のナタリー・ポートマンの演技が凄くて、エンディングのシーンなどでは「鳥肌」もんでした。
バレリーナの試練や孤独、ライバルへの嫉妬や憧れを描く心理劇ですが、初めての大役を担う重圧や焦燥感、役を奪われる恐怖などで追い詰められ精神的なバランスの崩壊、役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥り現実と悪夢の狭間を彷徨い自らの心の闇に囚われていく演技は主演女優賞に輝くのも納得でした。
ナタリー・ポートマンは昨年の12月にブラックスワンで共演したフランス人振付師のベンジャミン・ミルピエ氏と婚約したのが少し寂しい気がします。