一度だけ参加したことのある藤崎宮秋季例大祭を20年位ぶりに見に行きました。
祭りのハイライトは最終日の神輿に付き従う「隨兵(ずいびょう)」と「飾り馬」の奉納行列です。
「ドーカイ、ドーカイ」という威勢のよい勢子(せこ)たちの掛け声とラッパなどの鳴り物で賑やかに行進しながら熊本市内を練り歩きます。
このお祭りは加藤清正が文禄、慶長に大阪から無事帰還できたことを神前に感謝し、自ら隨兵頭となって兵を引き連れて藤崎宮の神幸式に供奉(ぐぶ)したのが起こりと伝えられているそうです。
こうした奉納団は藤崎宮の氏子を中心とする地縁的なつながりを元にした団体、高校同窓会や職場団体、祭り好きが集まって作った愛好会的な団体など、多彩なものとなっていますが・・・・ 楽しみにして行ったんですが、10分程で観るのを止めました。 勢子が見るに堪えられない様子だったからです。
見るからにヤンキーっぽい勢子たちの到底祭りには似つかわしくない化粧と格好 缶ビールを飲みながら、酔っ払った様子のオヤジ勢子 タバコを吸いながら行列するオバサン勢子 刺青の肌を露わにした男 勇壮な博多祇園山笠との格の違いを痛感させられ、出身地のお祭りとして他県の人たちにはとても自慢できないと思い、凄く残念で悲しい気持になって帰ってきました。