治療費や治療期間
矯正できるかを知るためにはお金がかかりますか?
当院では、院長による矯正相談(初回カウンセリング)を実施しています。
矯正治療は治療期間が長く、基本的に自費診療であるため、多くの患者さまは治療をスタートするまでにさまざまな不安を抱かれます。そのため当院では矯正相談(初回カウンセリング)でもできるだけ時間をかけて、じっくりお悩みやご不安な点をお伺いいたします。
また、矯正治療の前には必ず骨・歯のレントゲン撮影など精密な検査を行います。精密な検査を受ける場合には検査料を頂いております。
分析結果についても約1時間をかけて患者さまにご説明します。そこで具体的に、治療方法や装置、期間、歯を抜くか抜かないか、治療の難易度など、ご自分の歯の治療について、しっかり患者さまにご理解いただきます。いただければと思います。
治療期間はどのくらい?
たいていの場合、1年半から2年前後です。
歯の色や大きさに個性があるように、歯の動きやすさ、後戻りしやすさにも一人ひとり違いがあります。
また、歯の凸凹の程度や土台である顎のずれ、歯を抜く必要があるか否かで治療期間も大きく異なります。
短時間で行う方法はありませんか?
治療期間を短くする方法はありません。
矯正は、外から力を加えることで骨の形が変わり歯が動き、動いた歯によってできた隙間を新しくできた骨が埋めるということを繰り返して、歯を少しずつ動かしていく治療です。
たとえば足や手を骨折したら、治るまでに最低1カ月はかかりますね。人の身体は不思議な事に月の満ち欠けとシンクロしており、骨の修復には、約1カ月はかかるのです。
矯正の場合、1カ月に1mmというそのわずかな動きが人の生体反応に適した動きであり、これ以上急ぐと、歯や骨にダメージがかかり、歯や歯周組織にダメージを与えてしまいます。
スピード矯正をうたい、短期間で矯正を行う医療機関もあるようですが、実は歯の根っこまでコントロールしておらず歯冠部だけの治療のため、治療完了後の落ち着きが悪く、後戻りしてしまうことがよくあります。
患者さまにとって、矯正治療は時間的にも経済的にも大変なことがたくさんありますが、長い目で見た満足のために、ぜひ信頼のおける医師やスタッフと二人三脚で頑張っていただきたいと思います。
医療費控除とはなんですか?矯正は適応されますか?
矯正治療は医療費控除の対象となります。
歯科治療において、保険適用外の治療(歯列矯正や審美治療、インプラントなど)は、医療費控除の対象となります。ご自身や、生計を一つにしているご家族(配偶者や子どもなど)や親族のために高額な医療費を支払った場合、一定金額の所得控除を受けられます。
医療費控除を受けるためには、所轄税務署長に確定申告書(医療費控除関連事項を記入)を提出して下さい。領収書(医療費用の支出証明書類)等は、確定申告書提出のときに一緒に提示をお願いします。
所得のある方は、源泉徴収(原本)を添付して下さい。